
『旬のものを食べなさい☆』と、年配の方が良く言いますが、
それには、きちんと訳があるんです☆
旬のものは、その季節に合った身体づくりをしてくれるのに
とっても役立ちます。
数年前マクロビオティック料理教室に通っていた頃、
講師の方が「身土不二」という言葉にについて説明していて、
それからこの考え方を取り入れています☆
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「身土不二」とは?
元々は仏教用語からきているらしく、
「人」とその人が住む「土地」はとても密接な関係にあり、別々に切り離すことはできない。
という意味で、
自分の住む土地でとれる旬の食材を頂くことが、そ
の土地(環境)と(自分の)カラダとのバランスをとることになる(=健康的に過ごせる)
という考え方です。
これは古くからある考え方の1つのようですが、
現代の私たちにこそとても大切なことのように感じてます♡
というのも、
現代では、旬に限らずスーパーで年中同じ野菜や食材が購入出来、
経済や輸送などの発達によって地元の食材だけでなく
遠く離れた地域や海外のものもよく食べるようになっているから。
それ自体が悪いわけではなく、利点もあると思いますが。
例えば、トマトやキュウリなど、
年中スーパーで見かけるこの二つのお野菜を例にあげると、
この二つの野菜は夏野菜。
夏の野菜は水分を多く含み体を冷やす効果があるとされています。
これらの野菜からはみずみずしい水分を体内へ補給できます。
その他トマトやキュウリに多く含まれているビタミンCやカリウムという栄養素は、
太陽の光を沢山浴び、汗を大量にかき、夏バテしやすい時に摂取すると良いとされていますよね。
上記の野菜は本来夏向きです。冬に頂くと体を冷やしてしまいます。
もちろんどのお野菜・食材も調理法を変えれば良い場合もあるでしょうが、
重要なことは、
基本的に旬のお野菜・食材はその季節にぴったりの栄養素を含んでいて
その季節の人間のカラダに必要なものを与えてくれるということ。
なので、この「身土不二」という考え方は非常に理にかなっていますよね。
また私自身は、
その土地で育った旬のお野菜や食材には、その土地のエネルギーが満ちていて、
それらを頂くことによってカラダの中にその土地のエネルギーを取り入れることができ、
カラダとその土地のバランスが取れやすくなるとも感じています。
食材によっては、地元で取れないものもあるので
その辺は柔軟に対応していくことが良いと思います。
いくら身近なところで取れる食材が良いといっても、
現代は放射性物質やPM2.5などのことも正直気になりますよね。
それらも十分考慮してどこの食材が良いか選択し、
購入していくことが重要かもしれません。
最近は、海外からの美味しい食材や珍しいものも沢山♡
いろんなものを食べてみたい!知りたい!という人間が持つ欲求も上手に満たしつつ、
普段は日本人に合った日本の食材を取り入れながら、
美味しく楽しいライフスタイルを過ごすのが理想的かも知れませんね☆