
いつも拝見させて頂いている『Veggy』というベジタリアン向けの雑誌の最新刊に編集長の吉良さんが、
”カルマが軽くなる食べ方・生き方”という見出しでコラムを書かれていました。
この記事の内容には、吉良さんがベジタリアンになった経緯やこれまでのことなどが簡単に紹介されています。
コラムの中で、いつもベジタリアンになった理由を聞かれると吉良さんが書いてらっしゃいました。
吉良さん同様私も「なんでお肉食べないの?」と、お肉を食べない理由を時々聞かれることがあります。
(最近はあまり聞かれることも少なくなりましたが。。。)
全くお肉を食べなくなってからかれこれ5年半ほど。
私の場合、体調の不調・変化がきっかけで肉を食べなくなりました。
「肉を食べないって、普段何を食べてるの?」
「食べ物に困らない?」
と、聞いてくる方がたまにいましたが、
私は、全く困りません!(笑)
私がちょっと体調を崩すと、
「肉食べさせた方がいいよ!」
と、(私ではなく)夫にそう言って下さる方もいたようです。
また、一般的に肉を食べないことが辛いことと感じている方も多いようですが、
私は全くそのように感じません。
それは私にとってごく自然なことだからかもしれません。
小さなころから、油っこいものや肉もそれほど得意ではなく、貝類、生魚なども食べれないわけではありませんが苦手でした。
お寿司屋さんに行っても、生の魚は食べないのでかなり安上がりです(笑)
小さい頃大好きだったものと言えば、果物です。(今でもそう。)
その他好きだった食べ物と言えば、アワビや伊勢海老、アオリイカでした。(今思うと贅沢~!ちなみにこれらは生でも食べていました。)
幼少期は甘い炭酸ドリンクなども苦手で、自ら飲むことはあまりありませんでした。
それは、口にするものに気を使っていた母の影響もあるかもしれません。
私の食べるものに興味を持って下さる方がいるのはとても不思議な気がしますが(笑)、
私が普段何を食べているかというと、
農薬を出来る限り控えた(自宅での場合)、
季節の野菜・食材
時折気が向けば卵(有精卵)
ナッツ・種子・豆類そのものやそれらを使った加工食品(お豆腐・納豆など。)
お米・穀物
などです。
普段私が好んで食べる食事は、手の込んだものはほとんどなく、いたってシンプル。
季節の野菜のサラダや野菜を蒸したもの、煮もの、油を極力控えて炒め煮したり、お浸し、簡単に浅漬けや梅酢などで酢漬けを作ったり。
その他、お味噌汁やごはんなど。
時々、揚げ物も食べます。
(私が食べるものと子供たちが食べるものが同じというわけではありません。子供たちの食事についてはまた機会があれば、ご紹介します。)
今でこんな感じなので一人暮らしだったらきっと、料理と言える料理はしてないかも(笑)
末っ子を妊娠する前は、1年ほどヴィーガン食を続けていましたが、彼の妊娠期間から今に至ってはかなりゆるくベジタリアン生活をしています。
(今となってはベジタリアンと言えないかも。笑)
というのも、個人差がありますが妊娠中は食の好みも変わります。
私自身これまで3人妊娠・出産して、その妊娠期間はそれぞれつわりの期間も食の好みも異なります。
つわりの起こる要因や妊娠中の食の変化は、いろんな説があると思われますが、(長くなるので、ここではこのことにふれません。)
3人目妊娠・出産後は、食べたいと思えば食べますし、食べたいと思ったときに食べたいものを食べるようにしています。
自宅では、ベジタリアン生活ですが、
自宅以外・外食の時などは、肉は食べなくても乳製品やお魚も頂くこともたまにありますし、スープやおつゆなどのお出しまでは今は気にしません。
(ですので、完全にベジタリアンではないです。)
メニューによっては、肉をはぶいて注文をお願いすることもあります。
食べる量やものの加減を心得ているので、基本的に無理をしません。
体が心地よい範囲で頂きます。
といっても、親戚であつまったり、パーティーに参加したり、そういうことが続くとついつい食べ過ぎたり普段食べないものを食べて体が疲れてしまうこともあるので、そういう時は自宅での食事を極力控えたり、調整しています。
おやつやスウィーツに関しても、自宅で作るものは完全にヴィーガンおやつ。毎日は食べません。
外では普通のケーキなども食べることがあります。
お肉は今でも食べません。
通常のベジタリアンはお肉はもちろんお魚も全く頂かないので、かなりゆるいです。(苦笑)
『Veggy』編集長・吉良さんの記事にもありましたが、
世界には、完全”不食”で生きられる方もいますし、フルーツのみの食事で生きている方もいるようです。
実際に私も一度、完全不食で生きている方とお会いしたことがありますが、通常はほとんどの人が食べないと生きていけませんよね。
吉良さんのおっしゃる通り、
ベジタリアンでもそうでなくても、人間は大なり小なり生き物を犠牲にしなければ生きていけないものです。
動植物の命を頂いて、私たちは生きています。
ベジタリアンという選択は、それらの犠牲、カルマをなるべく軽くできる食べ方・生き方であることに違いありません。
また、動植物の乱獲や人間のために大量生産するという考え方、環境汚染などの問題、その他医療・福祉問題などの改善や解決につながる一つの手段でもあります。
多くの人がベジタリアンを選択することが正しいことかどうかは分かりませんし、
ベジタリアンも一つの選択肢・生き方なので、それぞれ個人が合ったものを選択するのが良いと思っています。
私個人としては、
私一人に出来ることは微々たることで完璧に意識づけることはまだまだできていませんが、
出来る範囲でできることを無理なくやっていきたいなと考えています。
数年前から発刊されている日本発の本格的なベジタリアン雑誌『Veggy』。
こういう雑誌が発刊されることで人生の選択肢が増えていることを実感します。
これまでの時代より、自由に自分らしく生きる時代に生まれてこれたということをめいいっぱい楽しんでいこうと思います(笑)
里沙